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​鎮守天降る所

離職したとき、自由への喜びは無かった。積み上げたものは崩れ、残ったのは虚無な障害者。

だからなのか、森には通った。山があって谷があり、転んでも一歩は進んでる。

そこには実感があった。 面前の世界は落葉一枚に意味があり、落葉一枚も欠けてはいけない美があった。

卑小な自分を許せたのだ。 それから、森の中で"命"を集めてる。自分が感じた世界を、自分だけの解釈で。

在るだけで美しく、僕を満たした。でも、少し欲が生まれました。僕の足跡も循環の内にあるのかなって。何かの足しになりたい。
 

一枚の落葉のように

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